無重力パーマとは、パーマをかける際に副作用として生じる制約を取り除いたパーマのことです。今までのパーマでは、パーマをかけるとき、必ずパーマをかけまいとする、いわば「反作用」のような力が働いていました。無重力パーマでは、その反作用を極力取り除くことに成功しました。だからデジパーを今までより低い温度でかけたり、今まで不可能と言われてきたストレートアイロンによるパーマも可能になりました。
髪は小宇宙。毛髪中のさまざまな結合
ヌースフィットでは、SPring-8での研究を通して、パーマがかかるコルテックス中のシスチン結合(イオウとイオウの結合)の位置を追究しました。その結果をもとに構築したのが、FMCB理論です。無重力パーマでは、FMCBの考えをさらに推し進め、このシスチン結合とミクロフィブリル間に存在する様々な結合が起こる反応速度に着目しました。そしてシスチンの再結合の邪魔をする、様々な結合を抑制する方法を開発したのです。
今までのパーマでは、このシスチンの再結合を邪魔する結合を抑えることができなかったため、過度の熱、あるいは細いロッドを使って物理的に再結合を促進していたのです。そしてその無理が毛髪を傷めてもいたのです。私たちは、シスチンの再結合の邪魔をする結合を抑制した状態、すなわちシスチン結合以外の様々な結合が再結合せずふらふらしている状態を「無重力」と呼んだのです。
(左)Gコンク(GMT)、Gミキサー、(中)パームゼロブロム、(右)パームゼロジェル
[基本アイテム]
・F還元(大) + M還元(小):パームゼロ・Gコンク(GMTの濃厚液)、Gミキサー(GMTの希釈ジェル。ハイブリッドコポリマー他)
・ブリッジ(再結合=酸化剤):パームゼロ・ブロム(臭素酸ナトリウム)
・結合抑制剤:パームゼロジェル(ハイブリッドコポリマー他)
[オプションアイテム]
・前処理剤:マルチPPT32(32種類のPPT)、パワーPPTプラス(高分子ケラチンPPT、コラーゲンPPT)、パワーKRTプラス(高分子ケラチンPPT)、パワーR2プラス(架橋剤、ケラチンPPT)
・中間処理剤(ストレート時アイロン処理の前など):パワーLPDプラス(CMC様脂質コンプレックス)、スプレーコンデDD(消臭、感触良化トリートメント、クリームなのにガンスプレーでスプレーできる)
・後処理剤:前処理剤と同じ
特殊処理剤
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パーマのかかりの強さには個人差がありますので、ご要望に応じて薬剤、ロッドなどを変えて調節してください。
頭頂部~中間部:アイカール、中間~毛先:無重力パーマによるデジパー