ベンチャーで働くこと

 創業間もない私たちにとっては、誰が研究をするかとか、誰が事務をするかとか、さらに言えば誰がトイレ掃除をするかといった、仕事を選り好みする余裕はまったくありませんでした。
 しかし皆が複数の業務をこなしてきたおかげで、私たちはベンチャー企業の陥りがちな「研究バカ」にならずにすんだと同時に、きわめて重要な教訓を得ました。それが「お客様の現場発想」の研究開発です。
 研究者はとかく、自分の考え・実験を正当化するために「お客様はこういったものだ」「こうあるべきだ」と考えがちです。そして研究結果が支持を得られないと、さらに自分の正しさを実証するための無駄な実験・研究を行おうとします。
 しかし、そうして開発された商品のほとんどはお客様に受け入れられません。これは当然のことです。
私たちはお客様の現場に足繁く赴くことではじめて、「これを解決すればきっと喜んでいただける」というような開発の「キモ」を掴むことがで きるのです。もちろん、このような微かなシグナルを掴むには、ふだんからの猛烈な努力が必要です。

 皆さんの中には「ベンチャー」といえば、華やかなIT企業を思い浮かべる方も多いと思います。
 しかし、泥臭い仕事をせずに生き残ったベンチャーはほとんどありません。「お客様の現場発想」は営業業務でも、製造業務でも、経理でさえも、成果を上げようとすれば必ず持っていなければならないヌースフィットの原則というべき心構えなのです。
当社における日常の業務は他社に比べ厳しいものであるかもしれません。しかし、成果を上げるために情熱を傾ける若い人にとっては、当社は恰好の舞台となるでしょう。特に充実した職場環境と研究設備、そして毎年改良を重ねている当社独自のデータベースを軸にした開発環境は、やる気のある人にとっては 急速な知識の向上を可能にすることと思います。
 当社では当然ながら人材育成に力を注いでおり、時には一人の人に年間50回を超える講習会に参加してもらうこともあ りますが、私たちにとっては、毎日の業務が最高の教育の場であり、チャレンジの場であると考えています。
 将来の大きな夢に向かって邁進するメンバーに、新たな「輝く知性:nous」が加わることを願っています。

                                                                          代表取締役 亀ヶ森 統

 
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